総師長からのメッセージ

看護師のみなさん、看護師を目指すみなさんへ
愛媛生協病院は、看護理念を「ひとりひとりの人権を大切に、心によりそった看護につとめます」、そして「常に学び、質の高い看護をめざします」としています。
具体的には、患者・利用者様がどうありたいのか、本人、ご家族をはじめとする支援者の方々と一緒に考え、その実現のために多職種と一緒にゴールを設定し生活を整えていきます。また、医療やケアは常に変化しますので、常に新しい知見に謙虚に学び、新しいことにチャレンジすることを恐れない人を歓迎します。
研修制度としては、新卒入職・途中入職に関わらずプリセプター制度やデイパートナーシップ(D-PNS)を取り入れており、指導者と相談しながら看護提供が出来るようにしています。研修者個々の理解度・達成度に応じた研修プログラムとしていますので人によって進むテンポは違いますが、それは通常のこと、当たり前のことです。
2023年からはノーリフトケアを導入すべく、学習・研修会の開催などに取り組んできました。「ひきずらない、持ち上げないケア」は、患者・利用者様の自立支援につながると同時に、はたらく仲間の健康を護る取組みでもあります。この取り組みが患者・利用者様の生きる力を支えるケアとなれるよう、全職員で取り組んでいます。
わたしたちの病院は基幹病院の後方に位置する病院です。日常のちょっとした困りごとを気軽に相談できる病院、病気を持ちながらも穏やかに過ごせるようかかりやすい病院でありたいと思います。
人は生まれてから死ぬまで、ケア無くして生きることはできません。看護とは何か、ケアとは何か、一生の職業人生をかけて一緒に学び実践を深めていきましょう。
看護理念
ひとりひとりの人権を大切に、心によりそった看護につとめます。
常に学び、質の高い看護をめざします。
看護方針
- 総合性と継続性の看護
- 差別のない医療
- 民主的チーム医療
愛媛生協病院 看護の基本方針
1. 総合性と継続性の看護
・病気を生活と労働の場から総合的にとらえます。
・ご家族や友人も参加できる自主的健康チェックを支援します。
・地域との連携で確かな安心を作ります。
2. 差別のない医療
・いのちの平等をポリシーとし、差額ベッド料をいただかないなど、お金や地位のあるなしにかかわらず、心を込めて看護を提供します。
・医療福祉生協連の『いのちの章典』を、患者・ご家族・地域の方々と医療従事者が協力しあい発展させていきます。
3. 民主的チーム医療
・常に新しい技術・知識の習得に努め、医療チームの一員として役割を発揮します。
・他職種との意見交換を大切にし、患者様を中心とした安全・安心の看護を提供します。